エスエヌテー トップページ > フェアトレード

アースポリシー
フェアトレードとは
資源循環事業の目的
紙資源リサイクル事業
生ゴミ資源リサイクル事業
プラスチックリサイクル事業
エコライフ事業

フェアトレードとは


フェアトレードとは、貧困な生活に苦しむ途上国の人たちと『公平な貿易』をすることです。途上国の底辺で働く人達が貧困から抜け出せるように、彼等から直接、より高い値段で継続的に商品を買うことが一つの特徴です。 直接取引きすることで中間マージンを排除し、その分生産者が多く受け取る仕組みを作っています。取引を継続することで、仕組みから生まれる安定する生活をゆっくり、大きく育てます。互いに敬意を持ち、国同士の格差による一方的な売買をしないビジネスです。 特に『南』の立場の弱い生産者に、よりよい貿易の条件を提供しその権利を守ることによって、持続可能な発展を支援します。公正な取引とは、今までの差別的な取引とは画一されたものとして、Alternative Trade=もう1つの貿易とも呼ばれています。


今までの貿易は、途上国が発展できない環境にあった


今まで長きに亘り、発展途上国は先進国と貿易をしてきました。しかし、途上国が経済的に発展きなかったのは、何故でしょうか。「貿易」と一言では言えますが、具体的な循環はどのようになっているのか、ここではコーヒーを例にあげてみます。

コーヒーの原産国は主にタンザニア産、エチオピア産などが主にあげられます。これらのコーヒー豆を輸入するには、生産者と企業との仲介者、運送代、税金などさまざまな中間マージン(手数料)が発生します。つまりどんどんコストがかかり、輸入する企業の利益はどんどん減ってしまいます。そこで輸入する企業は、利益を得るためにコストだけではなく、輸入するコーヒー豆の値段をむりやり下げます。その為、生産者である現地の人々の得る賃金はとても少なく抑えられている状態になりました。

その実例が以下のもの図です。
1998〜99年、喫茶店(東京)のコーヒー1杯の平均価格が419円(総務庁統計局の調査)の時に、タンザニア産(「キリマンジャロ」)コーヒーの生産者価格から焙煎豆価格を調査したデータがあります(辻村英之『コーヒーと南北問題』日本経済評論社、2004年)。その価格構成(概算)を以下に掲載いたします。

○タンザニアのコーヒー農家
        0.4% ( 1.7円)
○タンザニアの流通業者・ 輸出業者
        0.5% ( 2.1円)
○日本の輸入業者・焙煎業者・小売業者
        8.2% ( 34.4円)
○日本の喫茶店
       90.9% (381 円)


なおコーヒー危機の2002〜03年、タンザニアのコーヒー農家の取り分はさらに降下し、なんと喫茶店コーヒー価格の0.1%になりました(辻村英之「コーヒーのグローバル・フードシステムと価格変動」『季刊at』11号、太田出版、2008年)。
(おいしいコーヒーの真実 http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/note.phpより)

また、生産者たちは少しでも賃金を得るために、大人だけではなく、子どもたちまでも労働せざるを得なくなってしまうのが現状です。この様な状態では発展途上国の経済発展は不可能です。生産者たちは、現在の生活を維持するだけで精一杯になっています。




フェアトレードの歴史と、今


1940年代 フェアトレードがアメリカのNGO団体から誕生
1950〜60年代 発展途上国の独立に伴い、先進国の中で南北問題に注目するようになる
1960〜70年代 ヨーロッパ諸国でフェアトレード団体が相次いで誕生し、途上国でも生産者団体が誕生する
1980〜90年代 国際的な組織が誕生する
★EFTA(European Fair Trade Association )
<輸入団体が共通の課題を話し合い改善して行く運動>

★IFAT(International Fair Trade Association )
<生産者と購入者がお互いの課題と改善に向けて話し合える国際的な組織>

★FLO(Fairtrade Labeling Organizations International )
<ラベル表示の標準化を与える運動>

★NEWS(Network of European Worldshops )
<消費者に最も近いところにいるお店同士がよりフェアトレードに貢献するための組織化>
1990年代 日本にもフェアトレード団体の数が増えてくる
Ex) ○スターバックス コーヒー ジャパン  ○イオン株式会社

世界では、国際協力を重要視する動きとして、フェアトレード・タウン(Fairtrade Town)が広まりつつあります。 フェアトレードタウンとは、発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを旨とした「公平貿易証明」がなされた商品(フェアトレード製品)の利用を促進している、公正貿易証明団体から認定された都市(市・町・村)をさします。まだ日本にはありません。

【有名なフェアトレードタウン】 ・イギリスのガースタン(世界初のフェアトレードタウン)
・カナダのノヴァ・スコシア州のウルフヴィル


2008年1月現在では、フェアトレードタウンを有する国は、スウェーデン、スペイン、ノルウェー、イタリア、アイルランド、フランス、フィンランド、カナダ、ベルギー、オーストリア、オランダ、イギリス、アメリカ合衆国があり、日本には一つもありません。生活の様々なモノを輸入に頼る日本は、輸入の方法や種類を増やすことが可能なはずです。



フェアトレードを選ぶことで変わることは何か


通常貿易からフェアトレードにすることで何が変わるのでしょうか。

1. 生産者の賃金
あまり仲介者をいれない、または生産者と買い手の企業が直接結びつくので、必要以上にコストや中間マージン(手数料)がかかりません。また、フェアトレードはその名のとおり「公正なる取引」ですので、企業も「利益重視」ではなく、お互いがお互いを尊重し合い、手にする利益も同等なものになります

2. 子どもに労働させない
 フェアトレードの買い手の企業は利益重視ではありませんので、生産者も無理をして仕事をする必要がなくなります。また、得られる賃金がある程度保証されますので生産者たちは子どもを労働させる必要性がなくなります

3. 環境を守る
フェアトレード商品の大きな特徴として、「自然」のものを使ったものです。地球環境を破壊してしまうと、結果的に生産者たちの労働活動を減らし、「自立」の妨げになってしまいます。フェアトレードの商品は環境を破壊して商品を生産するのではなく、現地に豊富な自然素材を活かした商品の生産を心がけています


他国の人や文化を尊重することとは


国際協力の中で先進国は豊かだと評価されます。先進国にはなんでもあって、発展途上国には何もないのでしょうか。携帯電話、パソコン、車など機械的なものが多く、それらの「道具」は便利です。しかし、その代わりに先進国で失われつつあるもがあります。 それは温故知新である「伝統」「文化」です。先進国にも長く続いた「伝統」や「文化」がありました。現在これらの伝統や文化は衰退しつつあります。


国際化社会に必要な課題


協力しあう姿勢を持つことが、お互いを生かすことになる
フェアトレードにおけるキーワードは「協力し合うこと」です


生産者と、地球。協力による保護とは


フェアトレードの上で、発展途上国の人々が作る商品は、伝統的な手法を用いた工芸品や、地球環境に優しい農業です。たとえば、樹木を伐採して商品を生産したとします。その瞬間は確かに賃金を手にすることができますが、次に賃金を得るにはまた、森林の伐採を行わなければなりません。これを短時間に繰り返し行えば森林は消滅してしまい、生産者も賃金を得るための資源そのもの無くなります。 環境を破壊することは、自らの破壊に繋がっているのです。生産者は長い目で収入が安定することを想定し、環境を保護しながらの生産活動を行わなければなりません。フェアトレードは、その現状をよく理解して公正な取引を行います。

フェアトレードとは、生産者・買い手の企業・消費者を繋ぎ、互いに影響しあう「世界への扉」です。 環境はもちろんのこと、地球上の生き物が共存するための「保護活動」ではないでしょうか。

TOPへ